防長民のぶらぶら放浪記

山口県内のスポットをふらっと訪れて紹介する地域ブログです。

山口県周南市須々万の飛龍八幡宮(ひりゅうはちまんぐう)を紹介:県内最大のスギの木と水

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山口県周南市須々万の飛龍八幡宮を紹介します。

飛龍八幡宮(ひりゅうはちまんぐう)とは

飛龍神社は須々万町の中心街にある神社です。

飛龍八幡宮が康暦2年(1380年)に建立されました。

また、神社付近の看板に、以下の説明がありました。

南北朝時代の後円融天皇(ごえんゆうてんのう)の時代(14世紀後半ごろ)に神霊が京都男山から降臨し、社殿を建立したことに始まる

少し時代をさかのぼるためか、説明の中に歴史と神話がやや混じっています。

飛龍八幡宮の風景

飛龍神社の風景を撮影しました。

一の鳥居

飛龍八幡宮は中心街の道路わきにあります。

この一帯で一番大きな神社です。

一の鳥居も道路わきにあります。

が、そこから先の参道は長いです。

拝殿までそこそこの距離があります。

神額には「八幡宮」と記載されています。

狛犬

みんな大好き狛犬。

こちらの八幡様の狛犬はかなり犬っぽい表情です。

参道

まっすぐな参道があります。

右に「懸社」の石碑があります。

左に「懸社昇格記念 大正十三年七月八日」とありました。

途中で昇格したのですね。

二の鳥居

こちらが二の鳥居です。

が、木が覆いかぶさってとんでもないことになっていますね。

この木は「ミヤマビャクシン」という木で、あまり直立しない木だそうです。

下から見るとなかなかの迫力を感じます。

拝殿

神社内を散策する前に手水を行って、拝殿に行きます。

手水舎の上に以下の謎の文章が書かれています。

「この龍の口には飛龍の延命水が流れています」

これについては後ほど。

こちらが拝殿です。

まずはお参りしました。

手前に龍の置物がありました。

 

延命水

この神社、境内に延命水という水が出ています。

手水舎で出ていた水です。

透明で綺麗な水が出ています。

どうやら地下40メートルからくみ上げている水のようです。

水道水ではありません。

大玉スギ

そしてこの神社には、山口県最大の杉の木があるのです。

実はこの杉、社殿建立の地をどこにするかの決め手になったスギです。

ことの顛末はこんな内容です。

  1. 須々万の新庄の住民と本庄の住民がどちらの地に守護神を祀るか譲らなかった。
  2. 双方でスギを植えて生育状況で決着をつけるということになった。
  3. すると本庄のスギは枯れて、新庄のスギに軍配が上がった。
  4. そのためこの地に飛龍神社は建立された。

 

神社建立より先にスギを植えたんですね。

ただ、「そもそも新庄ってなんだ?野球選手?」なんですよね。

本庄、新庄という言葉から、もしかしたら荘園と関わりがあるのかもしれません。

 

このスギは写真では分かりにくいのですが、根元の周囲は16.38メートルあります。

落雷の被害はあったようですが、本当に大きくなったようです。

アクセス

近くに駅はありません。

JR徳山駅からだと徒歩で4時間半程度です。(道幅は狭く熊が出ます)

自動車での移動をお勧めします。

以上です。